汎用的バイオ応用を目指した蛍光ナノポリマー粒子プローブの創製
本研究では有機蛍光色素の発光機能の多様さ・毒性の低さ・コストの低さなどの長所と、無機発光ナノ粒子の単一波長励起・高光安定性などの長所を併せ持った新規蛍光ナノポリマー粒子プローブの創製を目指す。具体的には、分子周囲の極性環境によって蛍光発光波長が変わるものの吸収波長はほとんど変わらない単一可視光励起が可能な蛍光ソルバトクロミック色素に、重合部位を導入し、極性環境が異なるものの粒径が揃ったポリマービーズ中に単分散させて固定化した有機発光ナノ粒子を創製する。実際の細胞に導入して、生体への毒性を比較し、粒子表面に毒性低減のコーティングを施し、バイオテクノロジー応用可能なプローブを作製する。
研究テーマ代表者:北海道大学大学院地球環境科学研究院
准教授 山田 幸司 (Koji YAMADA, Ph.D.)
参考
Bio-S パンフレット2009 P052 【PDF 1.1MB】
Bio-S パンフレット2011 P020 【PDF 1.06MB】