機能性食品開発のための基盤整備
本研究では、食品の安全性・機能性を科学的に評価するためのヒト介入試験の基盤を整備することを主たる目的としている。北海道には広大な土地に機能性に優れた農産物、水産物の食素材が豊富にあり、国内における食料基地となっている。これらの農水産資源を科学的根拠にもとづいた方法(EBM)により評価し、低コストで高品質な機能性食品の開発システムの構築が求められている。
このシステムを構築するために、ヒト介入試験を管理・運営する組織(ヒト介入試験ユニット)と試験データなど個人情報を管理する組織(医療/バイオ情報ユニット)を立ち上げる。
このシステムを立ち上げることにより、本クラスター事業の研究テーマにおいてin vitroの研究で機能性が担保された食品素材あるいは製品を滞りなく開発することが可能となる。本システムが実現した場合、食素材、機能性に関する知的情報や技術の蓄積は永続的な地域財産となり、さらに食品摂取による健康増進のみならず人材育成、地域コホートとの連携による地域経済の活性化にも極めて大きな波及効果をもたらす。
研究テーマ代表者:北海道情報大学医療情報学科
教授 西平 順 (Jun NISHIHIRA, MD, Ph.D.)
参考
Bio-S パンフレット2009 P037-038 【PDF 804KB】
Bio-S パンフレット2011 P015 【PDF 1.07MB】